Resistinとは?
レジスチン(ResistinまたはResistance to insulin)は、当初2001年にマウスで発見され、インスリン作用に抵抗(干渉)する能力から命名されました。肥満と糖尿病への関連性について提唱されています[PMID: 11201732 ]。マウスレジスチンは、11kDaのシステインに富むポリペプチドであり、その遺伝子は、第8染色体上に位置します。マウスレジスチンは、114アミノ酸前駆体として合成され、20残基のシグナル配列と94残基の成熟セグメントを含みます[PMID: 21545576 ]。また、アディポカインであるレジスチンは、脳卒中マウスモデルの局所脳虚血の初期段階における神経保護的性質が示されており、レジスチンが神経変性疾患の管理において、治療効果を示す可能性が示唆されています[PMID: 29408288 ]。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。