Adiponectinとは?
アディポネクチン(Adiponectin)は、Acrp30、AdipoQ、およびGBP28としても知られる、脂肪細胞(アディポサイト)から分泌されるタンパク質であり、血清中を高濃度で循環して、インスリン感受性を高めるように働きます。アディポネクチンは、グルコース調節および脂肪酸酸化を含む多くの代謝過程を調節します。肥満患者では、他のアディポサイトカインとは反対に、アディポネクチンの血清中濃度が低下します。最近の研究では、血清中のアディポネクチンレベルは、肥満、インスリン抵抗性、糖尿病、心血管疾患の患者において、その重症度に応じて次第に減少していることが報告されています。血清中アディポネクチン値の低レベルは、2型糖尿病(T2DM:type 2 diabetes mellitus)、および他の心血管系疾患の予測因子となる可能性が研究されています。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。