IL2とは?
インターロイキン2(IL2:Interleukin-2)は、当初はT細胞増殖因子として同定されたタンパク質です。IL2は、主に活性化CD4+CD25-T細胞(ヘルパーT細胞)によって産生され、CD8+T細胞、B細胞、NK細胞等を含む細胞の増殖を誘導します。そのため、HIVなどの免疫不全の治療、腫瘍に対する免疫応答誘導のために研究されています。また、IL2は、CD4+CD25+制御性T細胞の主要な成長因子としても作用することが示されています。IL2は、IL2受容体(IL2R)を介して標的細胞に作用します。IL2Rは、3つの異なるサブユニット、Il2Rα、Il2Rβ、IL12γからなる多量体タンパク質です。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。