マウスシュワン細胞株 IMS32 は、成熟 ICR マウスの後根神経節および末梢神経組織より樹立された不死化細胞株で、シュワン細胞の各種マーカーおよび神経細胞の神経突起伸長の促進等、成熟シュワンの生理・生化学的特徴の多くを有しています。神経再生や脱髄疾患等、神経研究にご活用ください。
ラットシュワン細胞株 IFRS1 は、S100 及び GFAP 等のグリア細胞タンパクを発現し、開発者の東京都医学総合研究所 三五 一憲 先生・渡部 和彦 先生の研究では、PC12 や DRGニューロンとの共培養系により、髄鞘形成能1),2),3)が確認されています。株化細胞を使った髄鞘形成は他に例がなく、神経変性疾患や軸索再生へのシュワン細胞の機能を解析する有用なツールとして、ぜひご活用下さい。