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技術情報

EY社 レクチンプロトコール

記事ID : 5187

プロトコールとトラブルシューティングガイド

7. レクチンゲル

メーカー名: EY

使用

1. 試験管(洗浄過程で遠心分離可能なもの)もしくは小さなカラム(ガラスピペットもしくはプラスチックミニカラム)で反応させることができます。ゲルは室温あるいは低温室で行います。温度が上がることは避けてください。

2. ゲルの10倍量の適したバッファーを用いてゲルを洗浄します。多くのタンパク質はpHやイオン組成の違ったバッファーが必要となるでしょう。また、多くは結 合を保証する特異的なイオンの添加が必要となるでしょう。これらの条件はそれぞれで決めていただくか、実験を行って検討してください。

3. サンプルをアプライした後、選択バッファーで非結合分画を洗浄してください。洗浄のやりすぎに注意してください。 糖質/レクチンの親和性はタンパク質の結合定数に依存しています。結合定数が低いものは洗浄のしすぎによって精製されたタンパク質が溶出する可能性があります。

4. 選んだバッファーに溶かした適当な糖質を用いて結合した物質を溶出します。サンプルを少量ずつ集めてください。適した糖質濃度があらかじめ決まっていないのならば、0.1M-0.2M の溶液からはじめることをお勧めいたします。

ゲルの再生

溶出後、ゲルの10倍量の1.0-1.4 M NaCl 溶液を用いてゲルを洗浄してください。次にゲルの50倍量の適当なバッファーを用いて洗浄することによってゲルを再平衡化してください(保存剤として0.1%アジ化ナトリウムを添加し冷蔵保管してください)。高濃度の塩溶液中には保存しないでください。また凍結しないでください。

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