「細胞・組織用定温輸送容器」発売のお知らせ
〜 安全な再生医療の実現へ 〜
コスモ・バイオ株式会社(以下「当社」)は、「細胞・組織用定温輸送容器(Thermostable Cell Transporter)」を発売することとなりましたのでお知らせいたします。
記
1.細胞・組織用定温輸送容器の概要
iPS細胞をはじめとする再生医療用途に用いられる培養細胞は、厳密に温度管理された無菌環境下で培養されており、さらに、再生・細胞医療用の細胞培養加工施設(CPC施設)と病院間での輸送時にも厳密な温度管理が必要となります。
当社では、2008年より培養細胞を一定の温度で輸送できる容器の開発に着手し、2012年より自社製造の初代培養細胞の国内輸送に使用してまいりました。さらに、当社ではより低コストで一定の温度を保つことができる輸送容器の実現を目指し、改良を重ねた結果、このたび「細胞・組織用定温輸送容器」の発売を決定いたしました。当社は細胞・組織用定温輸送容器を細胞培養加工施設のみならず、基礎研究の場でも広くご活用いただくことを期待しております。
「細胞・組織用定温輸送容器」は本日2015年10月14日(水)より開催されるBio Japan 2015(於:パシフィコ横浜)の幹細胞搬送システム開発コンソーシアム(BioL)のブースに展示いたします。
当社は今後も、再生医療分野のみならず、研究者の必要とされる製品・サービスの開発に努めてまいります。
2.組織・細胞用定温輸送容器の発売日・特長
発売日 |
2015年11月上旬 |
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希望販売価格 |
蓄熱材タイプ |
37,000円(消費税別) |
設定温度*1 | 温度維持時間 | 特長 | 収納タイプおよび外寸 | |
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蓄熱材タイプ | 5度、20度 | 24時間*2 |
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外寸:395×310×250 (mm) |
バッテリータイプ | 5度、20度、 32度 |
48時間以上 |
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外寸:480×330×360 (mm) |
*1:設定温度は変更できません
*2:外気温−10度〜35度で使用時
3.業績見通しに与える影響
当社グループの収益基盤の拡大に繋がるものと考えておりますが、当社グループ全体の当面の業績に大きな影響はありません。
以上
「細胞・組織用定温輸送容器」発売のお知らせ 〜 安全な再生医療の実現へ 〜 PDF形式 130KB 2015年10月14日 |