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記事ID : 18233
研究用

パーキンソン病の原因とされる注目のターゲット α-シヌクレインとは

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パーキンソン病等の神経変性疾患に関連する α-シヌクレイン(Alpha-Synuclein)研究用の抗体・関連試薬をご紹介します。

背景

■ α-シヌクレインとは?

α-シヌクレインは、主に成熟神経細胞のシナプス前終末に局在する14-19kDaのリン酸化タンパク質で、シナプス機能の調節や可塑性に関与します。

■ α-シヌクレインの機能

  • α-シヌクレインのミスセンス変異は、家族性パーキンソン病の原因として同定されています。
  • レビー小体は、主に凝集した高リン酸化型のα-シヌクレインによって形成されています。
  • α-シヌクレインは、ドーパミン作動性経路の調節に関与する。
  • α-シヌクレインは、種々のアポトーシス刺激に対するニューロンの応答性を低下させ、カスパーゼ3の活性化を抑制します。
  • α-シヌクレイン中間体オリゴマー/プロトフィブリルは、主要な神経毒性種(neurotoxicspecies)であると考えられています。

■ α-シヌクレインと疾患の関連

  • シヌクレイノパチー(ニューロン、神経線維、グリア細胞におけるタンパク質凝集体)
  • アルツハイマー病(アミロイド斑)
  • 認知症(レビー小体)
  • 多系統萎縮症(Multiplesystematrophy)(α-シヌクレインタンパク質プリオン)
  • パーキンソン病(レビー小体)

注目抗体

■ αシヌクレイン抗体

本抗体は、αシヌクレインタンパク質の全長配列を抗原として作製されたウサギポリクローナル抗体です。α-シヌクレインのすべてのアイソフォームを検出します。

品番 10842-1-AP
タイプ ウサギポリクローナル
適用 ELISA、IHC(免疫組織化学)、IF(免疫蛍光染色)、WB(ウェスタンブロット)
交差種 ヒト、マウス、ラット、zebra finches

PGI_alpha-synuclein_1.jpg

図1. α-シヌクレイン抗体(品番: 10842-1-AP、希釈倍率 1:25)を用いた、SH-SY5Y細胞(ヒト神経芽細胞腫)の免疫蛍光染色。二次抗体はAlexa Fluor 488-congugated AffiniPure Goat Anti-Rabbit IgG (H+L) を用いた。核染色には、DAPIを用いた。

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抗体名 品番
DAT 22524-1-AP
PLD1 18355-1-AP
PARK2 14060-1-AP

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品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
Anti DAT, Human (Rabbit) Unlabeled詳細データ PGI 22524-1-AP 150 UL
¥67,000
Anti PLD1, Human (Rabbit) Unlabeled詳細データ PGI 18355-1-AP 150 UL
¥67,000
Anti PARK2/Parkin, Human (Rabbit) Unlabeled詳細データ PGI 14060-1-AP 150 UL
¥67,000

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商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

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