a-Synucleinとは?
α-シヌクレイン(α-SYN:Alpha-Synuclein)は、主に成熟神経細胞のシナプス前終末に局在する 14-19 kDaのリン酸化タンパク質で、シナプス機能の調節や可塑性に関与します。α-シヌクレインのミスセンス変異が家族性パーキンソン病(PD:Parkinson's disease)の原因であることが同定されて以降、1990年後半から現在にかけてα-シヌクレインは強い関心を集めています。α-シヌクレインタンパク質の凝集と高リン酸化は、パーキンソン病(PD:Parkinson's disease)、びまん性レビー小体病(DLBD:diffuse Lewy body disease)、レビー小体変異(LBV:Lewy body variant)を示すアルツハイマー病の病理学的特徴です。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。