■ VHH抗体とは?
VHH抗体は、Nanobody® としても知られるラクダ科動物の「重鎖抗体(Heavy chain-only antibody)」由来の抗原結合ドメインです。一般的な抗体と比べて、10分の1程度とサイズが小さく、高い特異性と親和性を示すことで知られます。
図. ラクダ科動物のユニークな重鎖抗体・VHH
図. 従来の1/10ほどの分子量
■ VHH-IgG 融合キメラ抗体(リコンビナント抗体)とは?
「VHH-IgG 融合キメラ抗体」は、VHH抗体の利点と従来型抗体の利点を組み合わせた「IgG Fcドメイン融合組換えモノクローナル抗体」です。
アルパカ(Alpaca)を宿主動物(免疫動物)として作製・取得された単一クローン由来の「VHH抗体」ドメインにウサギまたはマウスIgG由来Fcドメイン(ウサギIgGまたはマウスIgG1)が融合された発現ベクターの遺伝子導入によって、組換体(リコンビナント)として産生されます。VHHの高い特異性と親和性を利用できる共に、通常市販されている二次抗体で検出できます。さらに、VHH-IgG 融合キメラ抗体は、二価であるため、そのアビディティ(Avidity:2つ以上または複数の抗原結合部位が標的抗原エピトープと同時に相互作用することによって生じる累積結合強度または機能的親和性)によって、由来とするVHH抗体よりもさらに高い結合力を示します。
本製品は、旧クロモテック社(ドイツ、2020年10月よりプロテインテックグループ)とAbsolute Antibody社(イギリス)の共同開発製品です。
図. Ig Fc融合キメラ抗体を含むリコンビナント抗体の種類
■ VHH-IgG 融合キメラ抗体の特長
■ Proteintech Group(プロテインテック)とは?
Proteintech Group, Inc.(プロテインテック)社は、2001年に設立された抗体製造メーカーです。現在までに、米国本社の他、英国、中国、ドイツ、フランス、シンガポール等で支社を展開し、各国で様々なマーカー抗体、タンパク質研究用試薬を供給しています。国内におけるテクニカルサポート等は、2016年より株式会社プロテインテック・ジャパン(www.ptglab.co.jp )が担当しています。
- 全てオリジナル商品:自社ラボで製造、検証済み(購入後1年間の交換保証付き)
- 数多くの評判:国内・海外における累計126,200報以上の論文使用実績(2024年12月現在)
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