M-CSFとは?
M-CSF(Macrophage colony stimulating factor、マクロファージコロニー刺激因子)は、CSF-1(colony-stimulating factor-1、コロニー刺激因子1)とも呼ばれ、造血成長因子であり、単核食細胞の生存、増殖、分化および機能を制御します。また、M-CSFは、骨代謝、生殖能、妊娠および炎症プロセスにおいても役割を果たします。M-CSFは、膜貫通型糖タンパク質として細胞表面に発現し、または周囲に分泌されます。M-CSFは、健常人尿中にみられる84-kDaのホモ二量体糖タンパク質として同定され、末梢血および尿中に存在します[PMID: 7814798 、308823 ]。M-CSFの血清中濃度は、移植前の血液透析患者で上昇しており、また、腎移植拒絶反応の特異的マーカーとなる可能性が示唆されています[PMID: 15150350 ]。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。