FGF2とは?
Fibroblast growth factor 2(FGF2/線維芽細胞増殖因子2)は、FGF(線維芽細胞増殖因子)スーパーファミリーの中で最もよく研究されている因子の一つです。FGF2は、ヒト脂肪細胞によって合成、分泌されます。FGF2は、その標的受容体でチロシンキナーゼ型受容体である、FGFR(線維芽細胞増殖因子受容体)を細胞表面で活性化し、いくつかの裂促進因子活性化プロテインキナーゼ(MAPK:mitogen activated protein kinase)経路を含む多数の下流経路を活性化します。FGF2は、TGFβが媒介する線維芽細胞の活性化を阻害します。TGFβ処理をした細胞は、緩やかに増殖する平坦な形状であったのに対して、FGF2処理をした細胞は、より急速に増殖する紡錘形細胞をもたらしました。FGF2は、生理的および病理的条件下において、細胞増殖や分化の重要な調節因子です。FGF2は、幹細胞増殖や血管新生のような重要な生物学的プロセスに広く関与しています。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。