IL12 p40とは?
インターロイキン12(IL-12:Interleukin-12)は、活性化された食細胞(phagocytes)および樹状細胞によって分泌されるサイトカインで、ナチュラルキラー細胞およびTリンパ球によるインターフェロンγの産生を誘導します。IL-12 は、35kDaのサブユニット(IL-12A p35)および 40kDaサブユニット(IL-12B p40)によって構成される75kDaのヘテロ二量体です。これは、食細胞、B細胞、ランゲルハンス細胞を含む広範囲の抗原提示細胞(APC:antigen presenting cells)によって分泌されます。IL-12 p40は、細胞内病原体に対する長時間の防御に必要であるメモリー/エフェクターTh1細胞数を維持するために重要であることが報告されています。IL-12 p40の亢進は、多発性硬化症(MS:multiple sclerosis)患者の中枢神経系において観察され、関連が示唆されています。また、IL-12 p40遺伝子のプロモーター領域にみられる多型は、小児アトピー性/非アトピー性喘息の重症度と関連することが報告されています。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。