IL-12とは?
インターロイキン12(IL-12:Interleukin-12)は、ジスルフィド結合で連結されたヘテロ二量体のサイトカインで、2つのグリコシル化サブユニット(p40がp35に結合)から構成されます。IL-12は、細胞媒介性の免疫応答における強力な調節因子です。NK細胞およびT細胞によるIFNγの産生を誘導します。IL-12は、活性化された単球/マクロファージ細胞、Bリンパ球、および結合組織型マスト細胞によって産生されます[PMID:24821971
、7612223
]。
Humankine® IL-12 商品について
アニマルフリー組換えヒトIL-12は、ヒト293細胞で発現されたリコンビナントタンパク質です。2つのグリコシル化ジスルフィド結合サブユニット(p40シスチンがp35に結合)からなる、ヘテロ二量体のタンパク質として発現されます。血清フリーの既知成分(chemically defined)培地で、ヒト細胞発現システムを用いて発現され、確実なグリコシル化を実現します。IL-12は、細胞性免疫における、強力な調節因子であり、NK細胞およびT細胞によるIFNγの産生を誘導します。IL-12は、活性化された単球/マクロファージ細胞、Bリンパ球、および結合組織型マスト細胞によって産生されます。
■ HumanKine®(ヒューマンカイン)とは?
『HumanKine®(ヒューマンカイン)』は、ヒト細胞(HEK293細胞)発現系によって産生された組換えタンパク質製品です。大腸菌等の細菌(原核生物)発現系によって得られるタンパク質とは異なり、ヒト(真核生物/哺乳動物)由来細胞を用いて産生されるタンパク質は、ネイティブ型のコンフォメーションを取り、適切な翻訳後修飾を受けた「本物」のヒトタンパク質('authentic' human proteins)として機能し、優れた生物活性と安定性を示します。ヒューマンカインは、アニマルフリーおよびゼノフリー条件下で、タグが付加されないタンパク質として産生されます。エンドトキシンフリーのタンパク質をキャリアフリー包装にてお届けします。
「cGMPグレード」組換えタンパク質も提供できます
HumanKine®(ヒューマンカイン)は「標準研究グレード」に加えて「cGMPグレード」製品として提供できます。いずれのグレードであっても、米国のcGMPグレード施設で同一の発現系、製造工程、作業手順によって製造されています。そのため、2種類のグレード間における品質面や性能面の違いは実質的にはありません。それぞれのグレード間での大きな違いは、ISO 13484認証およびcGMP準拠の厳格な品質プロセスに準拠しているかどうかです。cGMPグレード製品の場合、規制に沿った文書化、徹底したQC、トレーサビリティ対応を実施しています。