IL12とは?
インターロイキン12(IL-12:Interleukin-12)は、活性化された食細胞(phagocytes)および樹状細胞によって分泌されるサイトカインで、ナチュラルキラー細胞およびTリンパ球によるインターフェロンγの産生を誘導します。IL-12 は、p70と呼ばれ、35kDaのサブユニット(IL-12A p35)および 40kDaサブユニット(IL-12B p40)によって構成される70kDaのヘテロ二量体です。IL-12は、ナイーブT細胞をTh1細胞に分化誘導します。IL-12は、T細胞の増殖および機能を刺激するT細胞刺激因子として知られています。IL-12は、ナチュラルキラー細胞およびTリンパ球の活性において重要な役割を果たします。また、IL-12は、抗血管新生活性を示し、新しい血管の形成を阻害します。IL-12は、種々の免疫関連疾患の病因において重要な役割を果たすことが報告されています。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。