IL6とは?
インターロイキン-6(IL6:Interleukin-6)は、炎症性サイトカインおよび抗炎症性サイトカインの両方として作用するインターロイキンです。IL6タンパク質は、T細胞やマクロファージを含む様々な細胞種によって、リン酸化およびグリコシル化された分子として分泌されます。IL6は、リンパ球および単球分化に関与し、B細胞がIg分泌細胞に最終分化するために不可欠な役割を果たします。また、骨髄腫および形質細胞腫の増殖促進、神経細胞分化の誘導や、 B細胞、T細胞、肝細胞、造血前駆細胞および中枢神経系(CNS)の細胞への作用が知られています。また、IL6は、ミオカイン、すなわち筋収縮に応答して筋肉から生成されるサイトカインであるとも考えてられています。IL6は、インターロイキン6(IL6)受容体およびglycoprotein 130(gp130)と相互作用することが報告されています。IL6は、造血、骨代謝および癌の進行に関与することが知られており、自然免疫から獲得免疫への移行を指揮する上で不可欠な役割を担っています。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。