PDGF-BBとは?
血小板由来成長因子(PDGF:platelet-derived growth factor)は、PDGF‐A、‐B、‐C、‐Dを含む4種類の分泌型の細胞外リガンドからなる増殖因子ファミリーに属します。これらのアイソフォーム(4つのホモ二量体と1つのヘテロ二量体:PDGF-AA、PDGF-AB、PDGF-BB、PDGF-CC、PDGF-DD)は、受容体チロシンキナーゼである、PDGF受容体アルファ(PDGFRα)およびPDGF受容体ベータ(PDGFRβ)を介して作用します。PDGFアイソフォームは、間葉細胞、および他の特定細胞種の増殖、生存、運動性を刺激します。PDGFアイソフォームは、胚発生中および成体における組織ホメオスタシスの制御において重要な機能を有します。PDGF‐BBは、近年最も研究されているアイソフォームの一つであり、骨格発達において重要な役割を果たします。PDGF-BBは、細胞性コラーゲンゲル収縮を刺激します。PDGF‐BBは、PDGFβ受容体(PDGFRβ)を介して、in vitroで内皮細胞の増殖と血管新生を調節します。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。