ページの本文へ移動

記事ID : 44465
研究用

免疫組織化学染色実験の必需品 撥水性ペン(Hydrophobic IHC pen)

このエントリーをはてなブックマークに追加

撥水性ペン(Hydrophobic IHC pen)は、免疫組織化学(IHC)染色実験に使用できる疎水性のマーキング用ペンです。スライドガラス上に撥水性ペンを用いてラインを引くことで、スライドガラスに貼り付けた組織切片周辺に「撥水性サークル」を作ることができます。

写真1. 撥水性ペンの先端部
写真1. 撥水性ペンの先端部

使用目的

撥水性ペンは、スライドガラス上の組織切片を囲むようにマーキングすることで、組織切片上に添加されるブロッキングバッファーや抗体溶液の流出を防ぐことができる「撥水性サークル」の形成に利用されます。撥水性ペンを使用することで、貴重な試薬を無駄にすることなく、効率的に免疫組織化学(IHC)実験を行うことができます。

写真2. 撥水性ペンでマーキングした場合(左)とマーキングしなかった場合(右)のスライドガラス上での比較
写真2:撥水性ペンでマーキングした場合(左)とマーキングしなかった場合(右)のスライドガラス上での比較

その他

■ 使用上の注意点

  • 本製品は耐熱性ではありません。45℃以上になると芯材が変形してしまったり、スライド上のマーキング剤が溶けて広がってしまう可能性があります。
  • 本製品はエタノール、メタノール、キシレン、アセトンに溶解します。マーキング後にパラフィン除去(脱パラフィン)や再水和処理を行うと、マーキングが消えてしまいます。パラフィン除去や再水和処理は、必ず本製品を使用する前に行ってください。

使用方法

  1. パラフィン除去(脱パラフィン)等の前処理後の組織切片周辺に液体が残っている場合は、ブロッキングバッファーや一次抗体を滴下する前に、ペーパータオル等を使って除去します。
  2. 撥水性ペンのキャップを外し、ペンを回して芯を約5 mm延ばします。芯を延ばしすぎると、使用中に芯が曲がったり折れたりする可能性があるためご注意ください。
  3. 撥水性ペンを使用し、組織切片を囲むように円(撥水性サークル)を描きます。円の内側にブロッキングバッファーや抗体溶液を滴下してください。ペン先が丸くなり使いづらい場合は、カッター等でペン先を少し削ってください。撥水性ペンの使用後は、中身が揮発するのを防ぐために、必ずキャップを付けて保管してください。

■ 製品データシートはこちらから閲覧できます

撥水性ペン(Hydrophobic IHC pen)

品名 メーカー 品番 包装 希望販売価格
Hydrophobic IHC pen詳細データ PGI PR30013 1 PC
¥21,000

※ 国内在庫[あり/なし]の最新状況は、↑  品名  クリック先ページ  当社在庫  の表示をご確認ください。タイミングによって[入荷予定あり/当社在庫なし]の場合があります。

[関連]IHCeasyキット(希釈済み一次抗体/HRP標識二次抗体入り)

[関連]IHC発色キット(HRP標識二次抗体ポリマー試薬&基質入り)

[関連]HRP標識二次抗体ポリマー試薬

[関連]抗原賦活化バッファー

◆◇【ELISAキット他 最大30%オフ!】きっとみつかる Find the kit キャンペーン ◇◆

◆◇【秋の特典キャンペーン】日頃のご愛顧に感謝を込めて、商品発送時にギフトをお届けします ◇◆

◆◇ 【大好評開催中!】サイトカイン・増殖因子&中和抗体キャンペーン ◇◆

 HumanKine リコンビナントタンパク質

[シームレスな移行を実現!2つのグレードから選べます]

◆◇【3点以上で30%オフ!】抗体標識キット/二次抗体まとめ買いキャンペーン ◇◆

◆◇【特典クーポン紙配布中!】一次抗体トライアルサイズ購入キャンペーン ◇◆

プロテインテック社 一次抗体トライアルサイズ購入キャンペーン 期間:2024年5月2日(木)〜

◆◇【最短翌営業日にお届け!】約2万点の国内在庫をご用意しています ◇◆

◆◇ 次世代ツールのナノ抗体!アルパカ由来のVHH抗体(Nanobody®)製品 ◇◆

ChromoTek(クロモテック)抗体・関連製品

商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。

お問い合わせ


メーカー・代理店一覧

サポート情報

SNSアカウント

オウンドメディア

※当社のWEBサイトはユーザーの利便性を最適にし、それを保証するためにクッキーを使用しています。
 このWEBサイトの利用を継続することで、クッキーの使用に同意することになります。

© COSMO BIO