Erythropoietinとは?
エリスロポエチン(EPO/Erythropoietin)は、赤血球の産生とヘモグロビンの生合成を調節する糖タンパク質ホルモンです。EPO遺伝子の主な発現は、胎児発生期の肝臓から、成人では腎臓に移行し、分泌されたタンパク質は血流を通って骨髄に到達し、造血幹細胞の赤血球への分化を刺激します。EPOは、赤血球前駆細胞上の同族のEPO受容体(EPOR)に結合し、アポトーシスを妨げ、赤血球への分化と成熟を刺激します。また、EPOタンパク質とその受容体は、網膜組織を含む、造血外の組織においても細胞保護的な役割を示すことが報告されています。エリスロポエチンの完全欠損は、マウスの胚性致死性の貧血を引き起こします。成熟マウスにおけるエリスロポエチンの条件的不活性化は、慢性の正球性および正色素性貧血をもたらすことが報告されています。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。