G-CSFとは?
G-CSF(Granulocyte colony-stimulating factor:顆粒球コロニー刺激因子)は、CSF3とも呼ばれ、抗炎症作用を有する保護サイトカインです。G-CSFは、顆粒球系細胞の生存、好中球ならびに栄養膜細胞の増殖と移動を促進する上で重要な働きをします。G-CSFは、受容体である G-CSFR(別名:CSF3R)に結合することによって作用し、JAK/STAT経路、Ras/Raf/MAPK経路を活性化します。G-CSFは、末梢血前駆細胞の増殖および血流への放出を強力に刺激し、化学療法後の好中球減少症に利用されます。G-CSF レベルは、集中的な運動時に上昇し、好中球数の増加に寄与します。好中球の増加は、G-CSFの抗アポトーシス作用による好中球生存の延長によるものです。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。