IFN-gammaとは?
IFN(インターフェロン、Interferons)は当初、ウイルス複製を阻害する物質として発見されました。当初は、分泌細胞タイプによって分類されていましたが、現在では受容体特異性と配列相同性によりI型とII型に分類されています。インターフェロンガンマ(IFNγ/IFNG:Interferon gamma)は、可溶性サイトカインで、II型インターフェロンクラスを構成する唯一のメンバーです。IFNγは、Th1細胞、細胞傷害性T細胞、NK細胞によって分泌されます。IFNγは、抗ウイルス、免疫調節、抗腫瘍特性に関係し、マクロファージの強力な活性化因子として機能します。特に病原体のクリアランスにおいて重要な役割を果たします。IFNγ発現の異常は、多数の自己炎症性疾患および自己免疫疾患を引き起こします。また、IFNγは、結核性胸膜炎(TB:pleural tuberculosis)のバイオマーカーとして有用であることが示されています。IFNγ遺伝子の突然変異は、再生不良性貧血(aplastic anemia)と関連します。
■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品
抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル*の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。
* 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。
*:右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル/ポリクローナル」または「モノクローナル/モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。