• ホーム
  • 超多重化:高次多重化定量プロテオミクス手法によって、酵母におけるラパマイシンに対する動的応答のマップが得られる

超多重化:高次多重化定量プロテオミクス手法によって、酵母におけるラパマイシンに対する動的応答のマップが得られる

Hyperplexing: A Method for Higher-Order Multiplexed Quantitative Proteomics Provides a Map of the Dynamic Response to Rapamycin in Yeast

Research Resources

Sci. Signal., 27 March 2012
Vol. 5, Issue 217, p. rs2
[DOI: 10.1126/scisignal.2002548]

Noah Dephoure and Steven P. Gygi*

Department of Cell Biology, Harvard Medical School, Boston, MA 02115, USA.

* To whom correspondence should be addressed. E-mail: sgygi@hms.harvard.edu

要約:大規模な定量プロテオミクスは、細胞のタンパク質存在量に関するほぼ全体的な概観を提供することができる。しかし、タンパク質を無理なく網羅し、信頼性のある定量化を実現するために必要な時間、労力、専門知識は、この技術の幅広い適用を制限してきた。生物系の解明のために質量分析法を最大限に活用するには、全条件下での動的変化をモニタリングし、統計学的なパワーを得るための反復解析を可能にするための十分なスループットが必要である。われわれは、定量的質量分析の多重化能を高める直接的なアプローチについて報告する。この方法は、細胞シグナル伝達経路の解析の基盤となるものである。三重の代謝標識と6つの構成要素を持つ等圧タグを用いて、18サンプルのタンパク質存在量の変化を同時にモニタリングし、ラパマイシンにより刺激された酵母における6点の時間的経過を生物学に3回反復した。このデータセットから、何千もの酵母タンパク質に関する時間的な存在量のプロファイルが得られ、TOR(ラパマイシン標的タンパク質)経路の細胞における複雑な役割が強調される。

N. Dephoure, S. P. Gygi, Hyperplexing: A Method for Higher-Order Multiplexed Quantitative Proteomics Provides a Map of the Dynamic Response to Rapamycin in Yeast. Sci. Signal. 5, rs2 (2012).

英文原文をご覧になりたい方はScience Signalingオリジナルサイトをご覧下さい

英語原文を見る

2012年3月27日号

Editor's Choice

神経科学
ストレスフルな出来事を思い出す

Editorial Guides

特集:TORシグナル伝達、2つの複合体の話

Research Article

mTOR複合体1の慢性的活性化はマウスで肝細胞がんを引き起こすのに十分である

mTORシグナル伝達の動的ネットワークモデルによってmTORC2のTSC非依存的調節が明らかになる

Research Resources

超多重化:高次多重化定量プロテオミクス手法によって、酵母におけるラパマイシンに対する動的応答のマップが得られる

最新のResearch Resources記事

2014年7月22日号

TGF-βに応答した初期リン酸化プロテオームとその後のプロテオームの変化に関する時間分解分析

2014年7月15日号

細胞表面ディスプレイ技術とRacの同時的活性化による細胞の急速な食細胞化

2014年5月13日号

電離放射線に対する細胞応答におけるトランスクリプトーム、シストローム、およびエピゲノムの並列プロファイリング

2014年4月29日号

SUMO2修飾部位のプロテオームワイドな同定

2014年3月4日号

mMAPS:個々のシグナル伝達複合体におけるタンパク質-タンパク質相互作用を分析するためのフロー–プロテオメトリー技術