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シロイヌナズナ(Arabidopsis)のジャスモン酸シグナル伝達経路

Arabidopsis Jasmonate Signaling Pathway

Connections Maps

Sci. Signal., 16 February 2010
Vol. 3, Issue 109, p. cm4
[DOI: 10.1126/scisignal.3109cm4]

Aurelie Gfeller1, Robin Liechti2, and Edward E. Farmer1*

1 Current contributing authorities, Gene Expression Laboratory, Department of Plant Molecular Biology, Faculty of Biology and Medicine, University of Lausanne, Biophore, CH-1015 Lausanne, Switzerland.
2 Former contributing authority, Swiss Institute of Bioinformatics, Vital-IT Group, Genopode, CH-1015 Lausanne, Switzerland.

* Corresponding author. E-mail, edward.farmer@unil.ch

要約:ジャスモン酸エステルは、植物界全体にわたって、防御遺伝子の発現、成長、および稔性を制御しており、シロイヌナズナ(Arabidopsis thaliana) において精力的に研究されてきた。プロホルモンであるジャスモン酸(JA)はイソロイシンなどのアミノ酸と結合し、活性型のホルモンであるジャスモノイル イソロイシン(JA-Ile)が生成する。一連のブレイクスルーが積み重なった結果、SCF[SCFは、カリン、SKP1(S期キナーゼ関連タンパク質 1)、RINGフィンガータンパク質(RBX1/HRT1/ROC1)、F-ボックスタンパク質の4つのサブユニットから成る]CORONATINE INSENSITIVE1(COI1)E3ユビキチンリガーゼ複合体、およびJASMONATE ZIM-DOMAIN(JAZ)タンパク質がJA-Ileの感知およびJA-Ileへの転写応答における中心的な構成要素として同定された。JAZタンパ ク質は、(ほぼ確実に二量体として)JA-Ileの産生前にMYC2のような転写因子と結合する。JA-IleはCOI1に結合し、COI1-JAZ複合 体の形成を促進することによって、JAZタンパク質のユビキチン化およびその後の分解を引き起こす。JAZタンパク質の分解によって、RNAポリメラーゼ II共調節複合体のメディエーターの存在下で機能する転写因子が遊離し、ジャスモン酸エステルによって調節される数多くの遺伝子の発現を可能にする。最近 の進歩には、ジャスモン酸エステル受容体としてのCOI1の同定がある。シグナル伝達イベントの上流では、マイクロRNA319(miR319)がJAお よびJAに由来するシグナル分子の産生を負に調節する。

A. Gfeller, R. Liechti, E. E. Farmer, Arabidopsis Jasmonate Signaling Pathway. Sci. Signal. 3, cm4 (2010).

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