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微生物による補体‐Toll様受容体クロストークのハイジャック

Microbial Hijacking of Complement-Toll-Like Receptor Crosstalk

Research Article

Sci. Signal., 16 February 2010
Vol. 3, Issue 109, p. ra11
[DOI: 10.1126/scisignal.2000697]

Min Wang1, Jennifer L. Krauss1,2, Hisanori Domon2, Kavita B. Hosur2, Shuang Liang2, Paola Magotti3, Martha Triantafilou4, Kathy Triantafilou4, John D. Lambris3, and George Hajishengallis1,2*

1 Department of Microbiology and Immunology, University of Louisville School of Medicine, Louisville, KY 40292, USA.
2 Oral Health and Systemic Disease, University of Louisville School of Dentistry, Louisville, KY 40292, USA.
3 Department of Pathology and Laboratory Medicine, University of Pennsylvania School of Medicine, Philadelphia, PA 19104, USA.
4 Infection and Immunity Group, University of Sussex School of Life Sciences, Falmer, Brighton, BN1 9QG, UK.

* To whom correspondence should be addressed. E-mail: g0haji01@louisville.edu

要約補体とToll様受容体(TLR)の間のクロストークが自然免疫を協調させる。本稿では、これまで知られていなかった補体とTLRの間の伝達を微生物が利用する免疫破壊機構について報告する。補体C5転換酵素様活性を有する主要経口病原体であり全身病原体であるPorphyromonas gingivalisは、C5a(補体タンパク質C5の断片)と相乗作用し、サイクリックアデノシン一リン酸(cAMP)濃度を上昇させ、in vitroおよびin vivoで マクロファージの免疫機能を抑制し、病原体の生存を促進する。このような相乗作用には、プロテインキナーゼAおよびグリコーゲンシンターゼキナーゼ3βを 下流エフェクターとする百日咳毒素感受性でタプシガルギン感受性のC5a受容体経路であるTLR2シグナル伝達が必要であった。C5a受容体の競合的遮断 は、この回避戦略を無効にしたことから、P. gingivalis関連疾患である歯周炎および動脈硬化の治療に重要な意味を持つと考 えられる。今回、免疫抑制cAMPシグナル伝達に関する補体‐TLR間クロストークが初めて証明されたことによって、病原体が単に補体またはTLR(ある いは両者)をそれぞれ弱体化するだけでなく、それらのクロストーク経路を活用することが明らかになった。

M. Wang, J. L. Krauss, H. Domon, K. B. Hosur, S. Liang, P. Magotti, M. Triantafilou, K. Triantafilou, J. D. Lambris, G. Hajishengallis, Microbial Hijacking of Complement-Toll-Like Receptor Crosstalk. Sci. Signal. 3, ra11 (2010).

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