血管内皮細胞は、血管の恒常性維持に重要な役割を果たしています。血管内皮細胞は、凝固線溶系の活性化因子や阻害因子を産生・分泌します。また、血小板の接着や凝集を仲介します。さらに、血管内皮細胞は、細胞増殖因子および血管緊張性調節因子を放出します。ヒト臍帯静脈内皮細胞 (HUVEC)は、in vitro における内皮細胞研究で最も一般的に使用されている細胞です。HUVEC は石畳状の形態で、アセチル化低密度リポタンパク質を取り込み、vWF/第VIII因子 および CD-31 抗体で免疫染色することが可能です[1, 2]。また、あらかじめ IL-1 または TNF-αで処理した細胞は、E-セレクチン [3] および VCAM [4] を選択的に発現します。
【商品詳細】
- 由来組織: ヒト臍帯静脈
- 凍結時の継代数: P1
- バイアル中の細胞数: >5 x 10^5/mL
- マーカー: vWF/第VIII因子(免疫蛍光染色)、CD-31(免疫蛍光染色)、DiI-Ac-LDL の取り込み
- ウィルスおよび細菌検査: HIV-1、HBV、HCV、マイコプラズマ、細菌、酵母、真菌について陰性
- 保証する細胞分裂回数: 15 (継代数での保証はしておりません)

ヒト臍帯静脈内皮細胞 (HUVEC)
位相差顕微鏡画像 100×

ヒト臍帯静脈内皮細胞 (HUVEC)
位相差顕微鏡画像 200×

ヒト臍帯静脈内皮細胞 (HUVEC)
CD31 の免疫蛍光染色 200×

ヒト臍帯静脈内皮細胞 (HUVEC)
第VIII因子の免疫蛍光染色 200×
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