Mini キット(品番: 56900)の使用例

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図1 異なる量の尿サンプルを用いた循環セルフリー RNA および エクソソーム由来のRNA 精製
本キットを用いて、0.5 mL、1 mL、2 mL の尿サンプルから循環セルフリーRNA(cell-free circulating RNA)およびエクソソーム由来のRNAを精製した。精製したRNA 2 μL を RT-qPCR のテンプレートとして使用し、精製したハウスキーピング遺伝子 5S rRNA 転写物(A)および miR-21(B)の増幅を評価した。5S rRNA 転写物(A)および miR-21(B)の平均Ct値は、どちらもサンプル量の増加に応じて直線的に低下した。

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図2 尿サンプル量の増加に対応したRNA収量の直線性
本キットを用いて、0.5 mL、1 mL、2 mL の尿サンプルから循環セルフリーRNA(Cell-Free Circulating RNA)を精製した。精製したRNA 2 μL を RT-qPCR のテンプレートとして使用し、異なる量の尿から精製したハウスキーピング遺伝子 5S rRNA 転写物(A)および miR-21(B)量の直線性を評価した。
0.5 mL の尿中に存在する 5S rRNA 転写物の量に対して、1 mL の尿からの回収率は 96% であった。また、1 mL の尿中に存在する 5S rRNA 転写物の量に対して、2 mL の尿からの回収率は 96% であった。
miR-21 については、0.5 mL の尿中に存在する miR-21 量に対して、1 mL の尿からの回収率は 92% であった。また、1 mL の尿中に存在する miR-21 量に対して、2 mL の尿からの回収率は 100% であった。

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図3 尿中循環セルフリー RNA に含まれる阻害物質量の測定
本キットを用いて、0.5 mL、1 mL、2 mL の尿からRNAを単離した。溶出量を増やした(2、4、8 μL)RNAを用いて、反応容量 20 μL で qPCR を行い、Ct値の変動を検討した。テンプレート量の増加に伴いCt値が上昇する場合は、サンプル中にPCR阻害物質が存在する可能性がある。溶出量を増やしたRNAを qPCR のテンプレートに用いてもCt値への影響は見られず、テンプレート量の増加に伴いCt値が低下する傾向にあることから、本キットで精製したRNAは尿中に存在する一般的な阻害物質を含まないことが示される。
Midi キット(品番: 57000)の使用例

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図1 異なる量の尿サンプルを用いた循環セルフリー RNA および エクソソーム由来の RNA 精製
本キットを用いて、2 mL、5 mL、10 mL の尿サンプルから循環セルフリーRNA(cell-free circulating RNA)およびエクソソーム由来のRNAを精製した。精製したRNA 2 μL を RT-qPCR のテンプレートとして使用し、精製したハウスキーピング遺伝子 5S rRNA 転写物(A)および miR-21(B)の増幅を評価した。5S rRNA 転写物(A)および miR-21(B)の平均Ct値は、どちらもサンプル量の増加に応じて直線的に低下した。

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図2 尿サンプル量の増加に対応したRNA収量の直線性
本キットを用いて、2 mL、5 mL、10 mL の尿サンプルから循環セルフリーRNA(Cell-Free Circulating RNA)を精製した。精製したRNA 2 μL を RT-qPCR のテンプレートとして使用し、異なる量の尿から精製したハウスキーピング遺伝子 5S rRNA 転写物(A)および miR-21(B)量の直線性を評価した。
2 mL の尿中に存在する 5S rRNA 転写物の量に対して、5 mL の尿からの回収率は 96% であった。また、5 mL の尿中に存在する 5S rRNA 転写物の量に対して、10 mL の尿からの回収率は 97% であった。
miR-21 については、2 mL の尿中に存在する miR-21 量に対して、5 mL の尿からの回収率は 98% であった。また、5 mL の尿中に存在する miR-21 量に対して、10 mL の尿からの回収率は 92% であった。

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図3 尿中循環セルフリー RNA に含まれる阻害物質量の測定
本キットを用いて、2 mL、5 mL、10 mL の尿からRNAを単離した。溶出量を増やした(2、4、8 μL)RNAを用いて、反応容量 20 μL で qPCR を行い、Ct値の変動を検討した。テンプレート量の増加に伴いCt値が上昇する場合は、サンプル中にPCR阻害物質が存在する可能性がある。溶出量を増やしたRNAを qPCR のテンプレートに用いてもCt値への影響は見られず、テンプレート量の増加に伴いCt値が低下する傾向にあることから、本キットで精製したRNAは尿中に存在する一般的な阻害物質を含まないことが示される。
Maxi キット(品番: 57100)の使用例

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図1 異なる量の尿サンプルを用いた循環セルフリー RNA および エクソソーム由来のRNA 精製
本キットを用いて、10 mL、20 mL、30 mL の尿サンプルから循環セルフリーRNA(cell-free circulating RNA)およびエクソソーム由来のRNAを精製した。精製したRNA 2 μL を RT-qPCR のテンプレートとして使用し、精製したハウスキーピング遺伝子 5S rRNA 転写物(A)および miR-21(B)の増幅を評価した。5S rRNA 転写物(A)および miR-21(B)の平均Ct値は、どちらもサンプル量の増加に応じて直線的に低下した。

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図2 尿サンプル量の増加に対応したRNA収量の直線性
本キットを用いて、10 mL、20 mL、30 mL の尿サンプルから循環セルフリーRNA(Cell-Free Circulating RNA)を精製した。精製したRNA 2 μL を RT-qPCR のテンプレートとして使用し、異なる量の尿から精製したハウスキーピング遺伝子 5S rRNA 転写物(A)および miR-21(B)量の直線性を評価した。
10 mL の尿中に存在する 5S rRNA 転写物の量に対して、20 mL の尿からの回収率は 95% であった。また、20 mL の尿中に存在する 5S rRNA 転写物の量に対して、30 mL の尿からの回収率は 99% であった。
miR-21 については、10 mL の尿中に存在する miR-21 量に対して、20 mL の尿からの回収率は 99% であった。また、20 mL の尿中に存在する miR-21 量に対して、30 mL の尿からの回収率は 96% であった。

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図3 尿中循環セルフリー RNA に含まれる阻害物質量の測定
本キットを用いて、10 mL、20 mL、30 mL の尿からRNAを単離した。溶出量を増やした(2、4、8 μL)RNAを用いて、反応容量 20 μL で qPCR を行い、Ct値の変動を検討した。テンプレート量の増加に伴いCt値が上昇する場合は、サンプル中にPCR阻害物質が存在する可能性がある。溶出量を増やしたRNAを qPCR のテンプレートに用いてもCt値への影響は見られず、テンプレート量の増加に伴いCt値が低下する傾向にあることから、本キットで精製したRNAは尿中に存在する一般的な阻害物質を含まないことが示される。