組織ライセート、細胞ライセートサンプル中のターゲットを定量 ヒト/マウス SMN 測定ELISAキット

ヒト/マウス SMN を定量的に測定できるELISAキット（サンドイッチ法）です。キャプチャー抗体コート済みの96ウェルプレート（ストリップウェルタイプ）が付属します。

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SMNとは?

生存運動ニューロンタンパク質（SMN：Survival Motor Neuron proteins）、SMN1およびSMN2は、核内低分子リボ核タンパク（snRNP：small nuclear ribonucleoprotein）複合体の効率的な会合に必要とされます。SMN1およびSMN2は、ゲノム上の近接する領域に存在し、位置する領域によってそれぞれテロメア型およびセントロメア型とも呼ばれます。SMN1およびSMN2遺伝子はいずれもSMNタンパク質を発現します。しかしながら、SMN2から産生される機能的な全長タンパク質の量は、選択的スプライシングのため、SMN1によって作られる量よりもはるかに少ないことが問題です。SMN遺伝子は、脳、腎臓、肝臓、および脊髄を含む広範囲の組織において広く発現します。一方、運動ニューロンは、機能的なSMNタンパク質量の低下に対して特に脆弱であることが知られています。SMN1遺伝子の欠損または突然変異による不活性化は、脊髄における運動ニューロンの喪失を特徴とする致死的な遺伝的疾患である、脊髄性筋萎縮症（SMA：spinal muscular atrophy）を引き起こします。 SMN1の欠損は、SMN2 によって部分的に補われるため、SMN2発現レベルがSMA重症度と関連します。SMN2タンパク質レベルの正確な測定は、SMA治療効果を評価するための初期の「バイオマーカー」として期待されます。本製品は、SMN2レベルを定量的に測定するキットです。

■ プロテインテック抗体で開発したELISA製品

抗体メーカーであるプロテインテックでは、複数のアプリケーションで検証済みの『自社製造抗体』をスクリーニングし、最適な抗体ペアを選抜して、ELISAキットを開発しています。多くが完全長タンパク質抗原によって作製された抗体は、血清、血漿、細胞培養上清等、様々な生体サンプル＊の内在性タンパク質を捕捉できるため、信頼性の高い確実な測定を可能にします。

＊ 測定可能なサンプルタイプは品番によって異なります。個別のデータシートをご確認ください。

＊：右図は「抗体ペアの一例」を示します。抗体ペアとして「ポリクローナル／ポリクローナル」または「モノクローナル／モノクローナル」の組み合わせを使用している場合や、ウサギまたはマウス以外の免疫動物由来の抗体タイプがキット開発に使用されている場合もございます。

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■ プロテインテックELISAキット構成品の例（包装：1 KIT）

＊1：当社からは冷凍品（-20℃）としてお届けします。到着後は冷凍（-20℃）または冷蔵（4℃）で保管してください。
＊2：キット有効期間（保証期間）は、商品到着後、冷凍（-20℃）条件下で12か月間、冷蔵（4℃）条件下で6か月間です。
＊3：品番によって含まれるHRP標識試薬が異なります。
＊4：サンプルに細胞/組織ライセートを用いる場合のみ使用します。付属しない品番もございます。
＊5：毒物及び劇物取締法、化管法に該当する危険有害成分は含まれておりません。なお、安衛法「表示、通知すべき有害物」に該当する9.8%硫酸を反応停止液（Stop Solution）中に含みます。

■ 測定手順

＊：希釈サンプル量（希釈倍率はサンプルタイプによって異なります。キット付属のデータシートをご確認ください。）

図1　スタンダードカーブ

※  表示価格について