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IP3受容体:4つのIP3でチャネルを開く

IP3 receptors: Take four IP3 to open

Perspectives

Sci. Signal. 05 Apr 2016:
Vol. 9, Issue 422, pp. pe1
DOI: 10.1126/scisignal.aaf6029

Colin W. Taylor* and Vera Konieczny

Department of Pharmacology, University of Cambridge, Tennis Court Road, Cambridge, CB2 1PD, UK.

* Corresponding author. E-mail: cwt1000@cam.ac.uk

要約 イノシトール1,4,5-三リン酸受容体(IP3R)およびリアノジン受容体は、小胞体および筋小胞体からのCa2+放出を担うチャネルである。Alzayadyらは本誌で発表した研究において、そのチャネルが開く前には四量体IP3R内の全4つのIP3結合部位がIP3に結合する必要があり、細胞内のIP3およびIP3R活性の両方の分布に重要な影響をもつことを明らかにしている。

Citation: C. W. Taylor, V. Konieczny, IP3 receptors, Take four IP3 to open. Sci. Signal. 9, pe1 (2016).

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