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Ca2+透過性AMPA受容体、キナーゼPKAおよびホスファターゼPP2BはシナプスのLTPおよびLTDにおいてどのような結び付きがあるか

How Ca2+-permeable AMPA receptors, the kinase PKA, and the phosphatase PP2B are intertwined in synaptic LTP and LTD

Perspectives

Sci. Signal. 26 Apr 2016:
Vol. 9, Issue 425, pp. pe2
DOI: 10.1126/scisignal.aaf7067

Johannes W. Hell*

Department of Pharmacology, University of California, Davis, CA 95616–8636, USA.

* Corresponding author: Email: jwhell@ucdavis.edu

要約:記憶の形成にはシナプスの長期増強(LTP)と長期抑制(LTD)の両方が必須であると考えられている。Dell’Acquaらは、今回、2週齢のマウスを用いて、典型的な海馬CA1領域におけるLTDには、Ca2+透過性(CP)α-アミノ-3-ヒドロキシ-5-メチル-4-イソキサゾールプロピオン酸受容体(AMPAR)の後シナプス組込みが必要であることを明らかにした。機序としては、LTDはAKAP150結合プロテインキナーゼA(PKA)に依存して、LTD誘導中にCP-AMPARの初期の機能的動員を促進し、AKAP150結合プロテインホスファターゼ2B(PP2B)に依存して、シナプス伝達の持続的抑制の一環としてその後の除去を誘発する。

Citation: J. W. Hell, How Ca2+-permeable AMPA receptors, the kinase PKA, and the phosphatase PP2B are intertwined in synaptic LTP and LTD. Sci. Signal. 9, pe2 (2016).

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