• ホーム
  • K2Pカリウムチャネル:神秘的で逆K2Pカリウムチャネル:神秘的で逆説的に面白い説的に面白い

K2Pカリウムチャネル:神秘的で逆K2Pカリウムチャネル:神秘的で逆説的に面白い説的に面白い

K2P Potassium Channels, Mysterious and Paradoxically Exciting

Perspectives

Sci. Signal., 2 August 2011
Vol. 4, Issue 184, p. pe35
[DOI: 10.1126/scisignal.2002225]

Steve A. N. Goldstein*

Department of Pediatrics and Institute for Molecular Pediatric Sciences, University of Chicago, Chicago, IL 60615, USA.

* Corresponding author. E-mail: sangoldstein@uchicago.edu ; goldstein@brandeis.edu

要約:ありふれた電解質疾患である低カリウム血症によって、通常はK+選択性であるK2P1チャネルが、その規則を破ってNa+を通過させる場合があることが新たな証拠によって明らかになった。このK2P1チャネルの反動的な振舞いは、心臓内の多くの細胞に逆説的な脱分極をもたらして、致死性不整脈のリスクを増大させる。この新たな研究は、50年前はわからなかった謎を解き、一連の新たな難題を突きつけるものである。今回、開口構造とC型不活性化構造の間のNa+伝導状態にK+選択性フィルターが安定して保たれることによって、K2P1がどのようにしてこの錬金術を達成するのかについて論じる。そして、他のK+チャネルと環境刺激も同じ興奮性の誤電動を引き起こすことが明らかになるのではないかと予測する。

S. A. N. Goldstein, K2P Potassium Channels, Mysterious and Paradoxically Exciting. Sci. Signal. 4, pe35 (2011).

英文原文をご覧になりたい方はScience Signaling オリジナルサイトをご覧下さい

英語原文を見る

2011年8月2日号

Editor's Choice

免疫学
マグネシウムは必要か?

Research Article

転写を制御する光活性型LOVタンパク質の二量体の構造

Perspectives

K2Pカリウムチャネル:神秘的で逆K2Pカリウムチャネル:神秘的で逆説的に面白い説的に面白い

最新のPerspectives記事

2017年7月4日号

発見から25年強が過ぎたAKTに関する展望

2016年10月18日号

WNKキナーゼに固有の構造的特徴を活用して治療的阻害を達成する

2016年4月26日号

Ca2+透過性AMPA受容体、キナーゼPKAおよびホスファターゼPP2BはシナプスのLTPおよびLTDにおいてどのような結び付きがあるか

2016年4月5日号

IP3受容体:4つのIP3でチャネルを開く

2015年11月3日号

発がん性PI3Kαが乳房上皮細胞の多能性を促進する