記事ID ： 1732

破骨細胞形成実験、Pit formation assayに有用破骨細胞（マウス／ラット）

メーカー名：コスモ・バイオ株式会社札幌事業所

Pit formation assay の図

マウス／ラット破骨細胞は、M-CSF と RANKL の存在下で骨髄細胞から破骨細胞へと分化誘導します。また、播種時に象牙質切片もしくはオステオアッセイプレート上で培養することで、骨吸収窩が形成し骨吸収能を評価することができます。

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背景

骨組織は、骨吸収と骨形成が絶えず代謝し骨のリモデリング（再構築）をおこなっています。この骨吸収に担っている細胞は破骨細胞のみで、骨吸収能が活性化し、相対的に骨形成能が低下した場合、骨量が減少し骨粗しょう症になることが知られています。

組織	動物	週齢	構成内容	専用培地	品番
骨髄	成獣動物	SDラット	破骨細胞　2 × 10⁶ cells　2本	品番：OSCMW（洗浄用）品番：OSCMR（培養用）	OSC12C 凍結細胞
骨髄	成獣動物	ICRマウス	破骨細胞　2 × 10⁶ cells　1本	品番：OSCMW（洗浄用）品番：OSCMM（培養用)	OSC14C 凍結細胞

凍結細胞 ：この細胞はドライアイス梱包されて凍結状態で納品します。納品後直ちに取り出して速やかに培養を開始、もしくは取扱説明書に記載の温度で凍結保存することも可能です。

図1　ラット破骨細胞

図2　ラット破骨細胞のTRAP染色

品名	メーカー	品番	包装	希望販売価格
ラット破骨細胞V-2 / Osteoclast V-2, Rat	PMC	OSC12C	2 VIAL [2*10E6 cells x 2]	￥58,000
マウス破骨細胞Ｖ-1 / Osteoclast V-1, Mouse	PMC	OSC14C	1 VIAL [2*10E6 cells x 1]	￥99,000

本商品のご注文には、専用の申込みフォームが必要です。

破骨細胞培養専用にロットチェック済み血清を含む培地です。
破骨細胞培養メディウム（ラット用・マウス用）は、骨髄細胞から破骨細胞へと分化できるようにRANKL(receptor activator of NF- κB ligand)と M-CSF(macrophage-colony stimulating factor)を含む培地です。

品名	メーカー	品番	包装	希望販売価格
破骨細胞用培養メディウム (ラット用) / Osteoclast Culture Medium (Rat)	PMC	OSCMR	50 ML	￥33,000
破骨細胞用培養メディウム (マウス用) / Osteoclast Culture Medium (Mouse)	PMC	OSCMM	50 ML	￥33,000
破骨細胞洗浄用メディウム / Osteoclast Wash Medium, Unlabeled	PMC	OSCMW	100 ML	￥12,000

品名	メーカー	品番	包装	希望販売価格
RANKL, Human	PMC	AK30	10 UG [1 mg/mL]	￥19,000

骨量は骨を作る骨芽細胞の活性と、骨を壊す破骨細胞の活性のバランスによってコントロールされています。骨芽細胞の酵素マーカーとしてアルカリ性ホスファターゼを有しているのに対して、破骨細胞は酒石酸抵抗性酸性ホスファターゼ（Tartrate-resistant acid phosphatase）が酵素マーカーとなります。
本染色キットは、「破骨細胞培養キット」のオプションとして開発した商品です。破骨細胞の酒石酸抵抗性酸性ホスファターゼ染色にご使用ください。