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特集:進化III ―― 変化のためのドメイン

Focus Issue: Evolution III-Domains for Change

Editorial Guides

Sci. Signal., 14 September 2010
Vol. 3, Issue 139, p. eg8
[DOI: 10.1126/scisignal.3139eg8]

Nancy R. Gough*

Editor, Science Signaling, AAAS, 1200 New York Avenue, NW, Washington, DC 20005, USA.
* Corresponding author. E-mail, ngough@aaas.org

要約:シグナル伝達の分子およびネットワークの進化に関するシリーズ3回目では、進化の媒体としてのドメインに 注目する。2つのPerspectiveが、ドメインの変化がどのようにして新たなタンパク質間相互作用、あるいは新たなシグナル伝達イベントの進化をも たらすのかについて焦点を当てている。本号のResearchは、「デス受容体」と結合する細胞外リガンドによって誘発される特殊な細胞死の一種である外 因性アポトーシスに関与するドメインを持つタンパク質の進化に焦点を当て、このような細胞死経路が進化においてこれまで考えられていたよりも早い時期に生 じたことを示している。Reviewでは、チロシンキナーゼのABLファミリーの進化について論じており、それらは特有のドメインの組合せを介してアイソ フォーム特異的な機能を獲得し、がんにおいて特に重要な役割を果たしている。

N. R. Gough, Focus Issue: Evolution III- Domains for Change. Sci. Signal. 3, eg8 (2010).

英文原文をご覧になりたい方はScience Signaling オリジナルサイトをご覧下さい

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