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コントロールフリークへのなり方

How to Become a Control Freak

Perspectives

Sci. Signal., 14 October 2014
Vol. 7, Issue 347, p. pe25
DOI: 10.1126/scisignal.2005802

Jim Woodgett*

Lunenfeld-Tanenbaum Research Institute, Mount Sinai Hospital, 600 University Avenue, Toronto, Ontario M5G 1X5, Canada.

*E-mail: woodgett@lunenfeld.ca

Review and commentary on Signal Transduction: Principles, Pathways, and Processes, edited by Lewis C. Cantley, Tony Hunter, Richard Sever,and Jeremy Thorner. Cold Spring Harbor Laboratory Press, Cold Spring Harbor, NY, 2014. 452 pp. ISBN: 978-0-879699-01-7

要約 細胞シグナル伝達は絡まって塊になったゆでスパゲッティであると考える人たちにとって、共通の原則を紹介し、典型的な行動を浮き彫りにし、重要な経路の使用法の明瞭な例を提供するガイドブックは貴重に違いない。本書は、それらすべてと、それ以上を提供するものである。しかし、本書はまた、おそらく故意ではないが、細胞制御の過度に還元主義的な概念を強調している。この一冊が、その考え方に終止符を打ち、新しい世代を刺激して、細胞制御がいかにして非常に密接に統合されているかを考えさせ、理解させるものになるよう期待する。なぜなら、それが、疾患のより有効な治療法への鍵であるから。

J. Woodgett, How to Become a Control Freak. Sci. Signal. 7, pe25 (2014).

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