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アストロサイトが軸索シグナル伝達を形成する

Astrocytes Shape Axonal Signaling

Perspectives

Sci. Signal., 1 March 2011
Vol. 4, Issue 162, p. pe11
[DOI: 10.1126/scisignal.2001884]

Dominique Debanne1,2* and Sylvain Rama1,2

1 INSERM, U641, Marseille, 13344 France.
2 Universite de la MéditerranÉe, Faculté de Médecine secteur nord, IFR 11, Marseille, 13344 France.

* Corresponding author. E-mail, dominique.debanne@univmed.fr

要約:軸索は、軸索起始部において活動電位を発生させ、シナプス前終末へ活動電位を伝播してシナプス後ニューロンへの化学的シグナル伝達の惹起を可能にするというニューロンの電気活動の基礎となる2つの主要な機能を有する。活動電位の波形は、軸索の形状や最終的に神経伝達物質の放出を高める生物物理学的特性などの内因性因子によって調節を受けることがある。この見解は、アストロサイト(星状細胞)からの外因性シグナルも活動電位の波形を制御し、シナプス強度に影響を及ぼすことを示す新たな証拠が得られたことによって拡張された。このような可塑性は、アストロサイトとシナプス前要素およびシナプス後要素によって形成される三者構造とは無関係である。アストロサイトは、軸索活動電位の波形を形成することによって、海馬におけるグルタミン酸作動性伝達の外因性指示因子として作用する。

D. Debanne, S. Rama, Astrocytes Shape Axonal Signaling. Sci. Signal. 4, pe11 (2011).

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