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可逆的に酸化されたプロテインチロシンホスファターゼ・スーパーファミリーを標的にする

Targeting the Reversibly Oxidized Protein Tyrosine Phosphatase Superfamily

Protocols

Sci. Signal., 31 August 2010
Vol. 3, Issue 137, p. pl2
[DOI: 10.1126/scisignal.3137pl2]

Benoit Boivin1, Ming Yang1,2, and Nicholas K. Tonks1*

1 Cold Spring Harbor Laboratory, Cold Spring Harbor, NY 11724, USA.
2 Department of Biochemistry and Cell Biology, Stony Brook University, Stony Brook, NY 11794-5215, USA.

* Corresponding author. Cold Spring Harbor Laboratory, 1 Bungtown Road, Cold Spring Harbor, NY 11724-2202, USA. E-mail, tonks@cshl.edu

要約:活性酸素種の制御された生成は、プロテインチロシンホスファターゼ(PTP)の可逆的酸化を引き起こし、 リン酸化依存性シグナル伝達よりも重要な調節段階であることがわかってきた。本稿では、さまざまなPTPサブクラスそれぞれのメンバーの可逆的酸化を検出 するための改良型システイン標識アッセイについて紹介する。ここでは、複雑なタンパク質抽出物から可逆的に酸化されたPTPを濃縮する方法について述べ、 IMR90線維芽細胞でその手順の例を示す。

B. Boivin, M. Yang, N. K. Tonks, Targeting the Reversibly Oxidized Protein Tyrosine Phosphatase Superfamily. Sci. Signal. 3, pl2 (2010).

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