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特集号: タンパク質リン酸化のシステム解析
Focus Issue: Systems Analysis of Protein Phosphorylation
Sci. Signal., 31 August 2010
Vol. 3, Issue 137, p. eg6
[DOI: 10.1126/scisignal.3137eg6]
Nancy R. Gough1* and John F. Foley2
1 Editor of Science Signaling, American Association for the Advancement of Science, 1200 New York Avenue, N.W., Washington, DC 20005, USA.
2 Associate Editor of Science Signaling, American Association for the Advancement of Science, 1200 New York Avenue, N.W., Washington, DC 20005, USA.
* Corresponding author. E-mail, ngough@aaas.org
要約:キナーゼとホスファターゼは、ほとんどの細胞シグナル伝達経路に関わる重要な調節分子である。システムレ ベルの解析によって、リン酸化部位やキナーゼの特異性について新たな知見が得られている。また、ホスホプロテオミクス解析からは、豊富な量のデータが得ら れているのみならず、細胞の挙動、環境状態の変化に対する細胞応答、および疾患の機構に関する多くの事実が明らかになりつつある。ホスファターゼはシグナ ルの単なるターミネーターであるだけでなく、シグナル伝達に積極的に働き、特に酸化還元(レドックス)シグナル伝達においても重要である。この特集号で は、シグナル伝達全般の中心としてのタンパク質リン酸化に注目する。
N. R. Gough, J. F. Foley, Focus Issue: Systems Analysis of Protein Phosphorylation. Sci. Signal. 3, eg6 (2010).