Caspase 10とは?
Caspase 10(別名:CASP10、MCH4)は、ペプチダーゼC14Aファミリーに属する酵素です。Caspase 10(カスパーゼ10)は、CD99とp55 TNF受容体(p55 tumor necrosis factor receptor)シグナル伝達複合体に動員され、CD95(APO1、Fas)によるアポトーシスを促進します。また、ミトコンドリア下流のPTK7(Protein tyrosine kinase-7)ノックダウン(サイレンシング)誘導性のアポトーシスにおいても重要な役割を果たしている可能性が示唆されています[PMID: 21103379
]。Caspase 10タンパク質は、グランザイムBによって切断され、自己触媒活性によって、2つの活性サブユニットが生成されます。CASP10の欠損は、自己免疫リンパ増殖症候群2A型(ALPS2A:autoimmune lymphoproliferative syndrome type 2A)(PMID:16446975)、家族性非ホジキンリンパ腫(NHL:amilial non-Hodgkin lymphoma)[PMID: 12010812
]および胃癌(GASC:gastric cancer)[PMID: 11973654
]の病因として報告されています。全長タンパク質は、219個のアミノ酸残基からなるプロペプチドを有し、選択的スプライシングによって生成される6個のアイソフォームが存在します。
■ Proteintech Group(プロテインテック)とは?
Proteintech Group, Inc.(プロテインテック)社は、2001年に設立された抗体製造メーカーです。現在までに、米国本社の他、英国、中国、ドイツ、フランス、シンガポール等で支社を展開し、各国で様々なマーカー抗体、タンパク質研究用試薬を供給しています。国内におけるテクニカルサポート等は、2016年より株式会社プロテインテック・ジャパン(www.ptglab.co.jp
)が担当しています。
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