E-cadherinとは?
カドヘリン(cadherin)は、膜貫通糖タンパク質の一群であり、細胞接着に関連します。カドヘリンは、カルシウム依存性の分子として機能し、細胞接着を媒介することで、正常組織構造の維持において重要な役割を果たします。E-カドヘリン(E-cadherin、epithelial cadherin)は、CDH1(カドヘリン1)またはCAM120/80としても知られている、カドヘリンスーパーファミリーにおける古典的カドヘリン(その他、N-、P-、R-、B-カドヘリンを含む)の一つです。マウスの精原幹細胞のマーカーと考えられています[PMID:23509752 ]。E-カドヘリンは、ほとんどの上皮組織の細胞表面上に発現します。E-カドヘリンの細胞外領域は、カルシウム依存性のトランスホモフィリック結合を支持し、隣接する細胞との特異的な相互作用を提供します。E-カドヘリンの細胞内ドメインは、p120-カテニン、α-カテニン、β-カテニンおよびγ-カテニン(Plakoglobin、プラコグロビン)との相互作用を介してアクチン細胞骨格に結合しています。E-カドヘリンは、上皮の完全性の維持に重要な分子であり、上皮細胞の増殖、分化、生存の調節機構に関わります。また、E-カドヘリンは、腫瘍形成にも関与する可能性が示唆されています。E-カドヘリンは、浸潤抑制タンパク質(invasion suppressor protein)とされ、欠損すると腫瘍の浸潤性が高まると考えられています。E-カドヘリンは、カルシウムイオン(Ca2+)の非存在下でのトリプシン処理に感受性を示します。E-カドヘリンウサギポリクローナル抗体(品番:20874-1-AP)は、120kDaのインタクトなE-カドヘリンおよびその80kDaトリプシン切断断片を認識します。
■ Proteintech Group(プロテインテック)とは?
Proteintech Group, Inc.(プロテインテック)社は、2001年に設立された抗体製造メーカーです。現在までに、米国本社の他、英国、中国、ドイツ、フランス、シンガポール等で支社を展開し、各国で様々なマーカー抗体、タンパク質研究用試薬を供給しています。国内におけるテクニカルサポート等は、2016年より株式会社プロテインテック・ジャパン(www.ptglab.co.jp )が担当しています。
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プロテインテックは「日本で成長している抗体サプライヤー」