RAB1A 抗体（anti RAB1A antibody）は、低分子量Gタンパク質の一つである Rab1A タンパク質を検出するウサギポリクローナル抗体です。
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ラトガース大学に所属する研究者である Janice Thomas のグループは、最近、mTORC1 経路における Rab1A の役割について考察した論文を、Cancer Cell 誌に発表しました。
mTOR シグナル伝達は、細胞増殖や代謝に必須であり、この経路の重要な刺激となるのはアミノ酸です（特にロイシン）。この論文は、Rab1A とゴルジ体を介する mTORC1 活性化の新しいメカニズムについて説明しているだけではなく、Rab1A の過剰発現や、癌におけるアミノ酸シグナル伝達の過剰な活性化について、その病理学的な役割を明らかにしています。
この研究により、Rab1A の過剰発現は、癌化および悪性化を促進する共通のイベントであることが示されます。また、ラパマイシンへの感受性が Rab1A レベルに相関することから、Rab1A は、mTORC1 を標的とした癌治療への適合性を決定することが示唆されます。
このプロセスに関する研究は、通常の細胞生理学 および 癌の病理学や治療において、重要な意味があると考えられます。
Proteintech社では、Janice Thomas へ最近の研究（Rab1A など）についてインタビューし、Proteintech社の抗体の感想を伺いました。
Q. Proteintech社の RAB1A 抗体はいかがですか？
最高の抗体だと思います。バックグラウンドのない、きれいなブロットが得られました。（価格もリーズナブルだと思います。）
Q. 現在はどんな研究をしているのですか？
GTP結合型 Rab1A （活性型）が、アミノ酸によってどのように制御されるか、つまり、どのアミノ酸が Rab1A のGAP［GTP活性化タンパク質］（TBC1D20）またはGEF［グアニンヌクレオチド交換因子］（TRAPP複合体）を活性化するのかについて研究しています。
Q. Cancer Cell 誌に掲載された論文では、Rab1A 抗体をどんなアプリケーションで使用しましたか？
ウェスタンブロットと免疫沈降です。
Q. Proteintech社はどんな印象ですか？
現在、私が主に使用している抗体の会社です。
Q. その他に何かありますか？
必要な抗体がほとんどそろっています。高品質な抗体をリーズナブルな価格で購入できます。
Proteintech Group, Inc.（プロテインテック）社は、2001年に設立された抗体製造メーカーです。現在までに、米国本社の他、英国、中国、ドイツ、フランス、シンガポール等で支社を展開し、各国で様々なマーカー抗体、タンパク質研究用試薬を供給しています。国内におけるテクニカルサポート等は、2016年より株式会社プロテインテック・ジャパン（www.ptglab.co.jp 
）が担当しています。
プロテインテックとChromoTek（クロモテック、ドイツ）は、引用数ランキング付の抗体検索サイトを運営する英国「CiteAb 
」が主催の「2022 CiteAb Awards」において「Researchers' choice（研究者の選択）」部門と「Environmental Initiative of the Year（今年の環境イニシアチブ）」部門でそれぞれ受賞者として選出されました。優れた品質およびカスタマーサービス、環境への取り組みが高く評価されています。
また「Which suppliers should you watch in the Japanese antibody market?（日本の抗体市場で注目すべきサプライヤーは?）」のブログ記事で、近年発表された論文中の製品引用数を根拠にプロテインテックが「日本で成長している抗体サプライヤー」として「注目に値するシェアの拡大・急上昇」を見せていると言及されています。以下のリンクから、プロテインテックの主なカテゴリー製品をご覧いただけます。
| 商品名 | RAB1A 抗体（Anti RAB1A antibody） |
|---|---|
| 品番 | 11671-1-AP |
| タイプ | ウサギポリクローナル |
| 交差種 | ヒト、マウス、ラット |
| アプリケーション | WB（ウェスタンブロット）、IP（免疫沈降）、IHC（免疫組織化学）、IF（免疫蛍光染色）、ELISA |
| 標識 | 非標識 |
| 別名 | RAB1, RAB1A, Ras related protein Rab 1A, YPT1, YPT1 related protein |
| GeneID （遺伝子データベース情報） | 5861 |
| 抗原 | リコンビナントタンパク質 |
| アイソタイプ | IgG |
| バッファー | PBS with 0.1% sodium azide and 50% glycerol pH 7.3. |
| 精製方法 | Antigen affinity purification |
| KD/KO 検証 | KDまたはKOサンプルによる特異性検証済み |
| 保存方法 |
|
■ ポリクローナル抗体
| 品名 | メーカー | 品番 | 包装 | 希望販売価格 |
|---|---|---|---|---|
Anti RAB1A, Human (Rabbit) Unlabeled |
PGI | 11671-1-AP | 150 UL |
￥67,000 |
好評
商品は「研究用試薬」です。人や動物の医療用・臨床診断用・食品用としては使用しないように、十分ご注意ください。
※ 表示価格について
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