生殖生物学
男女の争い

Reproductive Biology
Battle of the Sexes

Editor's Choice

Sci. Signal., 4 February 2014
Vol. 7, Issue 311, p. ec31
[DOI: 10.1126/scisignal.2005144]

L. Bryan Ray

Science/Science Signaling, AAAS, Washington, DC 20005, USA

C. M. Gendron, T.-H. Kuo, Z. M. Harvanek, B. Y. Chung, J. Y. Yew, H. A. Dierick, S. D. Pletcher, Drosophila life span and physiology are modulated by sexual perception and reward. Science 343, 544–548 (2014). [Abstract] [Full Text]

T. J. Maures, L. N. Booth, B. A. Benayoun, Y. Izrayelit, F. C. Schroeder, A. Brunet, Males shorten the life span of C. elegans hermaphrodites via secreted compounds. Science 343, 541–544 (2014). [Abstract] [Full Text]

C. Shi, C. T. Murphy, Mating induces shrinking and death in Caenorhabditis mothers. Science 343, 536–540 (2014). [Abstract] [Full Text]

D. E. L. Promislow, M. Kaeberlein, Chemical warfare in the battle of the sexes. Science 343, 491–492 (2014). [Abstract] [Full Text]

多くの動物種では、雄は自身のDNAを伝播するため互いに競合し、それによって雌に不利益をもたらすことも多い(PromislowとKaeberleinによるPerspective参照)。ShiとMurphyは、線虫(Caenorhabditis)では交配により、子孫を作り終えた直後の雌が退縮し、死亡することを発見した。雄は、雌がストレス時に繁殖と身体的老化を遅らせるために通常もっている寿命とストレス抵抗性経路を奪うようである。Mauresらは、交配可能な雄が多く存在することがなぜ雌の線虫の寿命を短縮させるのかを解明し、ある分泌物質(おそらくはフェロモン)が、培地に移されたとき雄の影響を再現することを見いだした。雌ショウジョウバエからのフェロモンの検知は、代謝を変化させ、飢餓抵抗性を低下させ、雄のハエの寿命を短縮するのに十分なものである。Gendronらは、雌のシグナルは雄ハエの脚にある感覚受容器により認識されるらしいことを報告している。

L. B. Ray, Battle of the Sexes. Sci. Signal. 7, ec31 (2014).

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