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Hippoサイズ制御経路−広がり続ける

The Hippo Size Control Pathway—Ever Expanding

Perspectives

Sci. Signal., 22 January 2013
Vol. 6, Issue 259, p. pe4
[DOI: 10.1126/scisignal.2003813]

Jane I. Lin1,2*, Carole L. C. Poon1,2*, and Kieran F. Harvey1,2,3†

1 Cell Growth and Proliferation Laboratory, Peter MacCallum Cancer Centre, 7 St Andrews Place, East Melbourne, Victoria 3002, Australia.
2 Sir Peter MacCallum Department of Oncology, University of Melbourne, Parkville, Victoria 3010, Australia.
3 Department of Pathology, University of Melbourne, Parkville, Victoria 3010, Australia.

* These authors contributed equally to this work.

† Corresponding author. E-mail: kieran.harvey@petermac.org

要約:Hippo経路は器官のサイズと腫瘍形成の重要な調節因子である。最近の研究によって、腫瘍性タンパク質Yes関連タンパク質(YAP)のレベルにおいて、Hippo経路活性の調節がさらに複雑であることが明らかになってきた。プロテインチロシンホスファターゼ14(PTPN14、ショウジョウバエ(Drosophila)ではPezとして知られる)は、高細胞密度条件において、鍵となるHippo経路タンパク質YAPの細胞質への局在を促進することによって、その機能に拮抗するタンパク質として同定された。ショウジョウバエ(Drosophila)では、Pezはin vivoでの上皮増殖の抑制因子として同定された。哺乳類細胞における研究によって、Gタンパク質共役受容体ファミリーであるプロテアーゼ活性化受容体がYAPの活性化因子として機能することが示された。これらの研究は、Hippo経路の入り組んだ調節に光を当て、これらの新たに発見された制御の結び付きを生理学的および病理学的状況において研究し、その重要性を完全に理解することの大切さを浮き彫りにするものである。

J. I. Lin, C. L. C. Poon, K. F. Harvey, The Hippo Size Control Pathway—Ever Expanding. Sci. Signal. 6, pe4 (2013).

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