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発生神経科学
シグナル伝達の分化

Developmental Neuroscience
Signaling Differentiation

Editor's Choice

Sci. Signal., 22 January 2013
Vol. 6, Issue 259, p. ec19
[DOI: 10.1126/scisignal.2003977]

L. Bryan Ray

Science, Science Signaling, AAAS, Washington, DC 20005, USA

S. Park, C. Lee, P. Sabharwal, M. Zhang, C. L. Freel Meyers, S. Sockanathan, GDE2 promotes neurogenesis by glycosylphoshatidylinositol-anchor cleavage of RECK. Science 339, 324–328 (2013). [Abstract] [Full Text]

6回膜貫通型タンパク質GDE2は、細胞外のグリセロホスホジエステルホスホジエステラーゼ(GDPD)活性を介して分化を促進し、幹細胞または前駆細胞の状態を維持する主要経路であり、複数のがんへの関与が示唆されるNotchシグナル伝達を抑制することによって神経分化を誘導する。GDPD酵素はグリセロホスホジエステルをグリセロール-3-リン酸と相当するアルコールに代謝することが知られているのを考慮すると、GDPD活性はどのようにしてNotchシグナル伝達を抑制するのだろうか。Parkらは、GDE2などの6回膜貫通型GDPDが従来からわかっているGDPD酵素として機能するのではなく、グリコシルホスファチジルイノシトール(GPI)アンカー型タンパク質のGPIアンカーを切断することを明らかにした。GDE2のGDPD活性は、GPIアンカータンパク質RECKを切断して不活化する。RECKは、通常はNotchリガンドであるDeltaのシェディングを抑制する、したがって、RECKの不活化は、Deltaのシェディングを促進することによって、前駆細胞においてNotchを不活化し、細胞の分化を開始させる。

L. B. Ray, Signaling Differentiation. Sci. Signal. 6, ec19 (2013).

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2013年1月22日号

Editor's Choice

発生神経科学
シグナル伝達の分化

Research Article

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Perspectives

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