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Wntシグナル伝達について知りたいすべてのこと

Everything You Would Like to Know About Wnt Signaling

Perspectives

Sci. Signal., 14 May 2013
Vol. 6, Issue 275, p. pe17
[DOI: 10.1126/scisignal.2004167]

Jürgen Behrens*

Friedrich-Alexander University Erlangen-Nuremberg, Nikolaus-Fiebiger-Center, Glückstrasse 6, D-91054 Erlangen, Germany.

Review and commentary on Wnt Signaling, edited by Roel Nusse, Xi He, and Renée van Amerongen. Cold Spring Harbor Laboratory Press, Cold Spring Harbor, NY, 2013, 454 pp. ISBN: 978-1-936113-23-1.

* E-mail: jbehrens@molmed.uni-erlangen.de

要約:Wntシグナル伝達は、後生動物の生物学のほぼすべての側面に関与する、数少ない主要なシグナル伝達経路の一つである。Wntシグナル伝達は、正常な胚発生、組織恒常性、再生を調節し、その経路は進化を通じて高度に保存されている。Wntシグナル伝達の異常は、がんなどの種々の疾患を引き起こす。このように機能が多様であるため、Wntシグナル伝達の研究は、約30年前に始まった専門家の一分野から、数多くの生命科学研究者の領域へと浮上している。Wntシグナル伝達を取り上げた論文は、毎年大量に発表されており、確立した研究者にとっても新規参入者にとっても、この分野のすべての発展についていくことは困難である。Cold Spring Harbor Laboratory Press発行、Roel Nusse、Xi He、Renée van Amerongen編集の新刊書「Wnt Signaling」には、Wntシグナル伝達の生化学的側面、機能的側面、病態生理学的側面を取り上げた優れたレビューが集められている。

J. Behrens, Everything You Would Like to Know About Wnt Signaling. Sci. Signal. 6, pe17 (2013).

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