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位置がすべて:let-7bマイクロRNAとTLR7のシグナル伝達が痛みを伴うTRPをもたらす

Location Is Everything: let-7b microRNA and TLR7 Signaling Results in a Painful TRP

Perspectives

Sci. Signal., 27 May 2014
Vol. 7, Issue 327, p. pe14
[DOI: 10.1126/scisignal.2005407]

Clayton W. Winkler, Katherine G. Taylor, and Karin E. Peterson*

Laboratory of Persistent Viral Diseases, Rocky Mountain Laboratories, National Institute of Allergy and Infectious Diseases, National Institutes of Health, Hamilton, MT 59840, USA.

* Corresponding author. E-mail: petersonka@niaid.nih.gov

要約:中枢神経系に存在するマイクロRNAである細胞外let-7bは、Toll様受容体7(TLR7)との相互作用を介してニューロンに影響を及ぼすが、その結果はニューロンによって異なる。Lehmannらは、皮質および海馬ニューロンをlet-7bによって刺激すると、ニューロンのアポトーシスが引き起こされることを見出した。一方Parkらは、TLR7をlet-7bによって活性化させると、後根神経節感覚ニューロンの陽イオンチャネル一過性受容器電位A1(TRPA1)が刺激され、疼痛反応が誘導されたことを報告している。let-7bに対するこれらの反応の差異に影響すると考えられる主な違いは、TLR7が、皮質および海馬ニューロンではエンドソームに局在しており、感覚ニューロンでは細胞膜に局在していることである。これらの研究からは、異なる種類のニューロンが異なる膜部位にTLR7を輸送していることが、let-7bの刺激に対するニューロンの機能的反応に影響を及ぼしていることが示唆されている。

C. W. Winkler, K. G. Taylor, K. E. Peterson, Location Is Everything: let-7b microRNA and TLR7 Signaling Results in a Painful TRP. Sci. Signal. 7, pe14 (2014).

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