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嗅覚シグナル伝達の自律神経による調節

Autonomic Modulation of Olfactory Signaling

Perspectives

Sci. Signal., 11 January 2011
Vol. 4, Issue 155, p. pe1
[DOI: 10.1126/scisignal.2001672]

Randy A. Hall*

Department of Pharmacology, Emory University School of Medicine, Atlanta, GA 30322, USA.

* E-mail, rhall@pharm.emory.edu

要約:嗅上皮は、ノルエピネフリンを放出する交感神経終末、およびアセチルコリンを放出する副交感神経終末によって広く支配されている。嗅覚ニューロンには嗅覚受容体に加えてアドレナリン受容体とムスカリン受容体が存在するので、自律神経刺激が匂い物質に対する嗅覚ニューロンの応答を調節する可能性がある。最近の研究によって、ムスカリン受容体シグナル伝達と嗅覚受容体シグナル伝達のクロストークの根底にある分子機構が明らかになってきた。嗅覚の最初期の段階である、匂い物質による嗅覚受容体シグナル伝達の刺激は、自律神経系によって実質的に調節される可能性があるという考え方が新たに生まれている。

R. A. Hall, Autonomic Modulation of Olfactory Signaling. Sci. Signal. 4, pe1 (2011).

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