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組織のリモデリング:引き算が洞察を加える

Remodeling a Tissue: Subtraction Adds Insight

Perspectives

Sci. Signal., 27 November 2012
Vol. 5, Issue 252, p. pe52
[DOI: 10.1126/scisignal.2003620]

Jeffrey D. Axelrod*

Department of Pathology, Stanford University School of Medicine, Stanford, CA 94305, USA.

* Corresponding author. E-mail: jaxelrod@stanford.edu

要約:ボディープランを作り上げるためには、遺伝子発現のパターン形成と、そのパターンを形態形成への変換の両方が必要である。発生生物学者は、遺伝子発現のパターン形成の理解に関して目覚ましい進歩を遂げてきた。しかし、形態形成の機構については長い間関心が寄せられてきたにもかかわらず、パターン化された遺伝子発現が単純な形状と形態でさえもどのようにして発生させるのかに関する理解は、遅々として進まなかった。そして今では、細胞生物学、発生生物学、イメージング、エンジニアリング、数理科学、および計算科学からのアプローチの統合が成功し、形態形成を促す力に関して、より完全でより統合的に理解されつつある。

J. D. Axelrod, Remodeling a Tissue: Subtraction Adds Insight. Sci. Signal. 5, pe52 (2012).

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