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酵素酸化リン脂質が、自然免疫および細胞死の重要な調整因子として注目を集める

Enzymatically oxidized phospholipids assume center stage as essential regulators of innate immunity and cell death

Reviews

Sci. Signal. 26 Mar 2019:
Vol. 12, Issue 574, eaau2293
DOI: 10.1126/scisignal.aau2293

Valerie B. O'Donnell1,*, Maceler Aldrovandi1, Robert C. Murphy2, and Gerhard Krönke3

1 Systems Immunity Research Institute, Cardiff University, Cardiff CF14 4XN, UK.
2 Department of Pharmacology, University of Colorado, 12801 East 17th Avenue, Aurora, CO 80045, USA.
3 Department of Internal Medicine 3-Rheumatology and Immunology, University Hospital Erlangen and Friedrich-Alexander University Erlangen-Nuremberg (FAU) 91054, Erlangen, Germany.

* Corresponding author. Email: o-donnellvb@cardiff.ac.uk

要約

酵素的酸化リン脂質(eoxPL)は、免疫細胞において、エイコサノイドまたはプロスタグランジンのリン脂質(PL)への付着を制御するプロセスを介して生成される。これらのeoxPLは、強力な生物活性を有する構造的に多様な生体分子ファミリーから成り、健康と疾患の両方において、重要な免疫制御機能を担う。酵素経路を介したoxPLの生成およびそれらのシグナル伝達能は新たな概念である。このパラダイムは、健康および疾患におけるエイコサノイド、プロスタグランジンおよびPLの生物学的特徴に関するわれわれの理解を覆すものである。eoxPLはフェロトーシスやアポトーシスおよび血液凝固などの細胞事象ならびに関節炎、糖尿病および心血管疾患などの疾患に関与しており、その内因性生物活性メディエータおよび医薬品開発の潜在的標的としての認識が高まっている。本レビューでは、eoxPLおよびその生合成経路を免疫制御の主役にした最近の証拠を報告する。

Citation: V. B. O'Donnell, M. Aldrovandi, R. C. Murphy, G. Krönke, Enzymatically oxidized phospholipids assume center stage as essential regulators of innate immunity and cell death. Sci. Signal. 12, eaau2293 (2019).

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