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記事ID : 14818
研究用

Cell Biolabs社 ウイルス発現商品

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ウイルス発現

組換えウイルスは、宿主細胞に遺伝物質を導入する優れたツールです。それぞれのウイルスは、細胞への感染、複製メカニズムが異なります。

 

各ウイルスベクターの特徴

各ウイルスの特徴は次の通りです。

アデノウイルス(Adenoviruses)
哺乳類の様々な細胞タイプに高効率で感染します。細胞に感染するとepichromosomalに残るため、一過性の発現に適しています。
アデノ随伴ウイルス(AAV)
宿主細胞の特異的な部位(ヒト染色体の一部分)のゲノムにインテグレートされ、ランダムに挿入が起こることは稀です。アデノウイルスやレトロウイルスに比べ、ターゲット細胞内の免疫応答が非常に低いことが特徴です。
レトロウイルス(Retroviruses)[e.g. MMLV]
宿主細胞のゲノムに、導入された遺伝子がインテグレートされます。長期の安定発現が可能です。レトロウイルスの力価はアデノウイルスに比べ一般的に低いです。
レンチウイルス(Lentiviruses)[e.g. HIV-1, FIV, SIV]
レトロウイルスのサブクラスで、宿主細胞のゲノムに、導入された遺伝子がインテグレートされます。分裂細胞と非分裂細胞どちらにも感染可能です。

ウイルス選択ガイド

  アデノウイルス アデノ随伴ウイルス
(AAV) 
レンチ
ウイルス
レトロ
ウイルス
遺伝子発現 一過性 一過性 一過性または安定性 安定性
分裂細胞への感染 Yes Yes Yes Yes
非分裂細胞への感染 Yes Yes Yes No
ターゲット細胞ゲノム
へのインテグレート
No No* Yes Yes
ターゲット細胞内の
免疫応答
High Very Low Low Moderate
相対的なウイルス力価 XXXX XXX XXX XX
相対的なトランスダクション効率 XXXX XXX XXX XX

*Native AAV will integrate, but recombinant AAV rarely does.

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