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四肢発生においてはチューリングとウォルパートが共に働く

Turing and Wolpert Work Together During Limb Development

Perspectives

Sci. Signal., 9 April 2013
Vol. 6, Issue 270, p. pe14
[DOI: 10.1126/scisignal.2004038]

Takashi Miura*

Department of Anatomy and Cell Biology, Kyushu University Graduate School of Medical Sciences, 3-1-1 Maidashi Higashi-ku, Fukuoka 812-8582, Japan.

* Corresponding author. E-mail: miura_t@anat1.med.kyushu-u.ac.jp; telephone: +81-92-6426048; fax: +81-92-6426923

要約

四肢発生は発生生物学において広く研究されている。位置情報に基づく理論と自発的パターン形成に基づく理論の2種類の理論が、このプロセスを理解するために用いられている。しかし、歴史的な理由で、これら2つの概念は相互に排他的であると考えられている。これら2つの機構の相互作用を、定量的形態データを用いて検討することによって、新しい方向から、脊椎動物の四肢骨格パターンが確立される仕組みを実験的に立証することが可能である。

T. Miura, Turing and Wolpert Work Together During Limb Development. Sci. Signal. 6, pe14 (2013).

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