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ヒストン脱メチル化酵素はがん転移の舞台を用意する

Histone Demethylases Set the Stage for Cancer Metastasis

Perspectives

Sci. Signal., 30 April 2013
Vol. 6, Issue 273, p. pe15
[DOI: 10.1126/scisignal.2004188]

Jian Cao and Qin Yan*

Department of Pathology, Yale School of Medicine, New Haven, CT 06520–8023, USA.

* Corresponding author. E-mail: qin.yan@yale.edu

要約:転移はがん関連死の主な原因である。細胞拡散の多段階過程における様々な障壁が腫瘍細胞のエピジェネティックな変化により乗り越えられていることが次第に明らかになり、腫瘍転移におけるエピジェネティック制御因子の分子的役割に関する洞察が得られ始めたばかりである。ヒストン脱メチル化酵素は、腫瘍細胞が転移能を獲得するのに適したエピジェネティックな状態を作り出すのに重要な役割をもつようである。これらの研究は、ヒストン脱メチル化酵素が腫瘍転移に果たす役割を解明する助けとなり、転移性疾患を抑制するためにこれらの酵素を標的にすることの重要性を浮き彫りにするものである。

J. Cao, Q. Yan, Histone Demethylases Set the Stage for Cancer Metastasis. Sci. Signal. 6, pe15 (2013).

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