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Treg細胞になるべきか、ならざるべきか:エピジェネティックな機構によって制御される分化系列の決定

To Be or Not to Be a Treg Cell: Lineage Decisions Controlled by Epigenetic Mechanisms

Perspectives

Sci. Signal., 1 February 2011
Vol. 4, Issue 158, p. pe4
[DOI: 10.1126/scisignal.2001783]

Aras Toker and Jochen Huehn*

Experimental Immunology, Helmholtz Centre for Infection Research, Inhoffenstrasse 7, 38124 Braunschweig, Germany.

* Corresponding author. Telephone, +49-531-6181-3310; fax, +49-531-6181-3399; e-mail, jochen.huehn@helmholtz-hzi.de

要約:制御性T(Treg)細胞は、免疫寛容の維持において重要な役割を果たす独特のCD4+ T細胞系列である。フォークヘッドボックス転写因子Foxp3は、Treg細胞の発生に決定的に関与し、これらの細胞の抑制機能を決定する要因になっている。大部分のFoxp3+ Treg細胞は、胸腺内でT細胞の発生の際に産生され、安定なT細胞系列の特徴を示す。新たな研究は、Foxp3発現の誘導と安定化の両方がエピジェネティックな制御を受けることを示しており、このことは、根底にあるクロマチンリモデリング機構の選択的な干渉が、Treg細胞を標的とする将来の治療方法の開発を可能性にするかもしれないことを示唆する。

A. Toker, J. Huehn, To Be or Not to Be a Treg Cell: Lineage Decisions Controlled by Epigenetic Mechanisms. Sci. Signal. 4, pe4 (2011).

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